2014年6月 定例山行報告

男体山(2,484.4m)・G3 : 6月28日(土)〜29日(日)

天候:両日とも曇り時々雨

参加: 20名(視覚障害者6名,健常者14名)

コースタイム概略 : 
28日:池袋駅(7:00)−(貸切バス)→(9:50)日光湯元温泉(10:25)…(12:20)刈込湖・切込湖(12:50)…(14:00)涸沼(かれぬま)(14:15)… (14:40)山王見晴し(14:50)…(15:45)光徳牧場(16:05)→(16:20)日光湯元温泉(スパビレッジ・カヤマ泊)
29日:日光湯元温泉(6:45)→(7:00)二荒山神社(7:25)…(8:35)四合目(8:45)…(9:45)七合目下(10:00)…(10:45)八合目鳥居(10:55)…(11:50)男体山山頂(12:35)… (13:15)八合目鳥居(13:25)…(13:45)七合目下(13:55)…(14:35)五合目(14:50)…(16:00)二荒山神社(16:35)→(20:30)池袋駅

写真にカーソルをあててください。写真の説明の文章が表示されます。

◆湯の湧き出る湯の平湿原を行く◆ ◆刈込湖畔で昼食◆
◆涸沼で集合写真◆ ◆光徳牧場に向かう◆
募集当初は1日目男体山、2日目日光白根山という計画でしたが、途中で予定が変更になり、百名山は男体山のみ、となりました。
そのせいでしょうか。1日目の刈込湖・切込湖(かりこみこ・きりこみこ)から光徳牧場(こうとくぼくじょう)まで歩くコースは、ハイキング程度のイメージで参加した方もあったようです。 ところが実は観光ガイドでは距離9.6kmで健脚向けと紹介されている、歩き甲斐があり景色も楽しめるコースだったのです。
スタートは、目の前に湯元温泉の源泉が湧き出る湿原を通り、波も立たない静かな刈込湖の湖畔でランチ。すり鉢状の草原で上からも下からも景色が楽しめる涸沼(かれぬま)を歩き、後半の峠はなかなかの急坂でした。 ゴールの光徳牧場で濃厚なアイスや牛乳で疲れを癒し、迎えに来てくれたマイクロバスで宿へ向かったのでした。
今回宿泊したのは「スパビレッジ・カマヤ」。24時間源泉かけ流し、硫黄の香り高い白濁の温泉と、ほどよいお食事、部屋に帰っては賑やかな2次会で大満足のお宿でした。日頃お世話になってばかりのドライバーTさんと一緒に飲めたのも、泊まりの山行ならではですね。
2日目はいよいよ百名山へ。1日目からずーっと雨でしたが、2日目は時々止んだり晴れ間も見えるような天気に。男体山といえば急登でツライイメージですよね。雨模様も相まって、二荒山神社に向かうバスの中では不安げな声や、何年いや何十年振りだと懐かしむ声、気合を入れる声が飛び交いました。
神社で拝観料を納めてお守りを手にしたら、いよいよ登り始めます。男体山は最初に階段が続き、次にアスファルトの工事用道路、その後登山道になり、よじ登るような急峻な岩場を抜け、滑りやすい赤いザレ場を歩き、森林限界を超えてしばらく登ったころ、山頂に到着します。
7時半スタート。天候や時間を考慮して、12時になったらどこにいても下山する、とリーダーの宣言があり、気を引き締めて進みました。歩みはゆっくりと、休憩もたっぷり取って、「登頂できるのかな?」と不安になるくらいの余裕のあるペースでしたが、登りは始終きつく、一息つく時間がこんなに待ち遠しかったことはありません。
12時前にやっとの思いで山頂到着!立派な三角点、新しいぴかぴか光る3mの宝剣、二荒山大神像などがあり、昼食をとりながら散策しました。特に、山頂付近まで来て、初めて切れてきた雲の合間から見えた中禅寺湖や大真名子山が、迫るようにはっきりと見えて、きれいだったこと!「これだからきつくても山に登るんだなぁ」とか言ってゆっくりしました。
かえって、滑りやすい下りも焦らずゆっくり進みつつも、16時ぴったりに下山。リーダーの采配が光った山行でした。
最後に。一人一曲というノルマが課せられ、美声と美酒に酔いしれた車中は和やかに、時々かしましく盛り上がりました。担当の皆様、ご参加のみなさま、お疲れ様でした!
(K.Y 記)
◆夕食後、部屋に帰って二次会◆ ◆二荒山神社で入山料払って、いざ出発◆
◆急峻な岩場をよじ登る◆ ◆男体山頂上で集合写真◆