2025年3月 定例会山行報告

都留アルプス(都留アルプス山 713m)・G1+ : 3月30日(日)

天候:曇

参加:32名(内会員外3名)(視覚障害者13名(内会員外1名),健常者19名(内会員外2名))

コースタイム概略 : 
富士急行線都留市駅(9:15集合、9:40出発)・・・(9:51)都留アルプス東側登山口(9:51)・・・(10:41)蟻山(10:47)・・・(11:38)ピーヤ(昼食)(12:23)・・・(13:35)都留アルプス山(13:35)・・・(14:06)ミツマタ群生地(14:22)・・・(15:02)都留文科大学前駅、解散

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◆都留市駅て゛の朝礼◆ ◆白木山付近の下り◆
◆長安寺山付近の登り◆ ◆鍛冶屋坂水路橋(ヒ゜ーヤ)◆
都留市駅前に8時半に集合。昨日は寒の戻りで、先週の陽気から一変して冷たい雨が降っていました。本日は雨は上がって雲間から日差しもさしていますが、気温は5℃。桜も咲いているのに寒い、花冷えって言うらしい。参加人数は32名、4班に分かれて点呼を取って、9時40分にスタート。
今回登る都留アルプスは都留市のほぼ中央に、全長約8キロに亘り標高500メートルから650メートルの低山が連なっており、その尾根づたいに歩くコースです。市街地を抜けて山の麓に着くと、谷村水力発電所のパイプが、山頂に向けて伸びている。その脇のセメント舗装された坂道を登って行く。周囲には桜が植えられていて、桜の開花は、まだ一分咲き位でした。
森に入ると木々は新緑の枝を伸ばして、あちこちから野鳥のさえずりも聞こえてきて、改めて春の訪れを感じられた。前の列から、「ここのカラス訛ってるよね」という声が聞こえて来たのですが、けして訛っている訳では無いです。「クア〜クア〜」って語尾を伸ばすのは、カラス語で「ここは安全だよ」って言ってるらしいです。街に住む人には、カラスは繁華街で朝早くから生ゴミを漁っている猛々しい鳥だという印象が強いかも知れませんが、田舎では、夕暮れ時に寝ぐらに帰る鳴き声を聞くくらい。生ゴミを漁っているカラスが、「カ〜カ〜カ〜」って鳴いているのは、「ここに餌があるよ」ってことらしいです。
富士見展望台に、10時10分に到着。残念ながら雲で富士山は見えなかった。10時45分、蟻山658メートルに到着。晴れて体感温度も上がって来た。明るい松林が続く尾根を歩いて行くと、右下に川沿いの市街地が一望できた。山道は松葉特有のツンとした香りがした。
今日、主にサポートさせていただいたTさんは、同伴されたサポートの方から「先生」と呼ばれていました。私は下り坂を歩くのが苦手で、一人で歩いていても、よく滑ってしまう。だから下り坂のサポートは少し緊張しました。同伴の方が、「先生、今日は尻餅ついていないですね。」と言われているのを聞いて、ほっとした。
少し話が変わるのですが、私はIT関係でフリーランスをやっています。フリーランスと言えば気楽に聞こえるけど、下請けのワーカーの様な仕事を振られることも多く、食いぶちを得るため、時代のキーワードに合わせては、仕事に飛び込んで泳いでいるのか流されているのか分からない毎日だったりします。でも山を歩いていると、ゆっくりと時間は流れていて、季節は日々変わっていることが実感できます。明るい尾根を歩きながら、賑やかに話できる方々がいるのは素敵なことだなぁと思います。
鍛冶屋坂水路橋(ピーヤ)に11時43分に到着。ここで昼食を摂りました。12時15分に出発。山道の途中には、麓の小学校が管理している森もあった。13時35分 都留アルプス山713メートルに到着。しばらく歩くとミツマタの群生地があり、黄色の花が満開に咲いていた。ここで満開のミツマタをバックに記念撮影。
この後、楽山公園に出る。遠くで野球の練習をやっていて、金属バットの音が聞こえる。山の麓にある大学は、春休みにもかかわらず若者達で賑やかだった。市街地を抜けて都留文科大学前駅で解散。14名は、高尾駅で下車して縦走に参加。 (Y.T 記)
◆ミツマタ鑑賞◆ ◆ミツマタ鑑賞◆
◆ミツマタ群生地て゛の集合写真◆