2025年4月 定例会山行報告
鎌倉アルプス(最高地点は大平山159m)・G2 : 4月20日(日)
天候:曇り
参加:43名(視覚障害者16名,健常者23名(内会員外1名)、ガイド4名)
コースタイム概略 :
北鎌倉駅東口9:00集合・・・建長寺見学・・・半僧坊・・・天園ハイキングコース・・・大平山・・・13:00天園広場(昼食)13:30・・・14:00(瑞泉寺)・・・14:15永福寺跡・・・14:50(鎌倉宮遥拝)・・・15:00荏柄天神社15:20・・・法華堂跡(源頼朝墓・北条義時墓)・・・若宮大路幕府跡・・・宇津宮辻子幕府跡・・・段葛・・・16:10二ノ鳥居付近(解散)16:20 [1班参考記録]
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当日はワクワクして朝早く目覚めて、北鎌倉駅に一番乗りでした。 当日を迎えるまでは天気が心配でした。当日は曇り空で風が強かったです。でも山道に入れば樹木が多くて大丈夫だと思いました。 まず鎌倉五山第一位建長寺の総門を入ると八重の枝垂れ桜や牡丹が咲いていました。歴史を感じさせる大樹もありました。開山・開基、建長寺の名前の由来、釈迦像、半蔵門の意味等を詳しく教えていただきました。 触ってみられる本堂の模型や虫塚には50cm位の大きさのクワガタ等の虫の像もありました。 本堂には徳川秀忠の正妻、お江の立派な廟所が移築されていて驚きました。お江に溺愛されて育った家光の弟忠長が、お江が亡くなった時に豪華絢爛の彫刻や金が貼ってある立派な廟所を造ったと歴史小説に書いてあったのを思い出したからです。お墓は増上寺にあり、戦災で焼けて無いかもと思っていました。どんな経緯で廟所が建長寺にあるのかなあと思いました。 カラス天狗像のある一番奥の半僧坊・勝上献展望台まで行きました。ここからは晴れていたら富士山も鎌倉の海も望めるはずでしたが、曇りで見えなかったようで残念でした。私は昔見た景色やトンビに唐揚げをとられたことなど懐かしく思い出していました。 山道に入るとウグイス、シジュウカラ、コジュケイ等の鳥たちの囀りも聞こえ、樹木に遮られて穏やかな風の中を気持ちよく歩くことができました。 大平山、天園近くで昼食をとりました。鎌倉の中心市街まで見渡せる十王岩、やぐら(身分の高い武士達の墓所)群・磨崖仏等説明を聞きながらとても楽しく歩けました。私の家の裏山で何度も歩いた道なのに全く違った所のように感じられました。 瑞泉寺、永福寺跡、法華堂跡などのお話もありました。大蔵幕府跡、宇都宮辻子(ずし)幕府跡、若宮大路幕府跡と3か所も幕府跡があることも知りました。どこからどこまでか歩きながら幕府の広さを感じていました。 たくさんの疑問が解決されて、また新しい疑問が生まれてきました。またガイドしていただきながら、是非鎌倉の他の所も歩いてみたいと思いました。 今回はチーフ担当が何度もガイドさん達と連絡を取り合っていました。担当同士でも視覚障害者の歩ける力を見極めて班を決めたり、会費をいくらにするか等何度も検討し連絡を取り合っていました。担当の方達の大変さを痛感しました。参加する者はできるだけ担当者に負担をかけないよう努力しなければと改めて痛感しました。 おかげさまで楽しく有意義な山行でした。晴眼の担当の方々、ガイドさんたち、参加してくださった皆様に改めてお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。今後共、どうぞよろしくお願いいたします。(I. N 記) |
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